2008-03-14 [Fri]
榛名元希は今秋丸恭平の家の前に立っている。
榛名・秋丸共に武蔵野第一高校の野球部で、榛名は投手(エース)秋丸は捕手をしている。
2人は中学時代からの友人で、榛名は秋丸のすすめでシニアで野球をしていた。
シニア時代でも榛名の速球は見る人を圧倒させ、捕れる人は数少なかった。
ただ、榛名の球はコントロールがあまりよくなく捕る人はケガが堪えなかった。
そしてナゼ榛名が秋丸の家の前にいるかと言うと、その原因は榛名の速球にあった。
昨日の練習のとき、榛名の球は勢いよく秋丸にあたり、ケガをさせてしまった。
そして秋丸は右腕に青アザができ、榛名自らお見舞いに来たというわけだ。
「アザかぁ・・・・・・。隆也以来だな・・。」
榛名はシニア時代、榛名より一つ下の阿部隆也という今は西浦で捕手をしているが、その人とバッテリーをくんでいた。
そして阿部は榛名の自己中心的なおオレ様な性格に悩まされ、また、榛名のノーコンで何回もケガをし、その球を半年でやっと捕れたほどだ。
2人はほぼ喧嘩状態だったが、榛名が阿部を誉めた際は思わずガッツポーズをするほどうれしかった。
「オレ・・・そんなにノーコンなのか・・?」
榛名は1人でそんなことを思った。
そのとき
「あっ榛名じゃんっ!!」
玄関の方から明るく元気な声が飛んできた。
秋丸だ。
「見舞いに来てくれたのか?ワザワザ悪いな。」
「いや・・・その・・・」
「あぁアザのことは気にするな。お前のノーコンはもう慣れてる」
「・・・・・あぁ?」
榛名は少し頭にきたが、秋丸のこういう明るさは嫌いではない。
秋丸の見えない優しさは中学時代も同じだった。
そして榛名はそういう秋丸を好きになったのだ。
「まっ、上がれよ」
「「おじゃましまーす」」
靴を脱ぎ、部屋に入る。
秋丸らしい安らぎのある部屋だ。
「なぁ榛名」
そんなときふいに秋丸が榛名の名を呼んだ。
「何?」
このしんみりとした空気はあまり好きではない。
「ちょっと話があるんだよ」
榛名はこのときからこれからはじまる話がどんなものか予想もしなかった。
ちょっと長くなりましたが、今回も榛名と秋丸中心です
まぁあとあと阿部もでてくるけどっ
榛名・秋丸共に武蔵野第一高校の野球部で、榛名は投手(エース)秋丸は捕手をしている。
2人は中学時代からの友人で、榛名は秋丸のすすめでシニアで野球をしていた。
シニア時代でも榛名の速球は見る人を圧倒させ、捕れる人は数少なかった。
ただ、榛名の球はコントロールがあまりよくなく捕る人はケガが堪えなかった。
そしてナゼ榛名が秋丸の家の前にいるかと言うと、その原因は榛名の速球にあった。
昨日の練習のとき、榛名の球は勢いよく秋丸にあたり、ケガをさせてしまった。
そして秋丸は右腕に青アザができ、榛名自らお見舞いに来たというわけだ。
「アザかぁ・・・・・・。隆也以来だな・・。」
榛名はシニア時代、榛名より一つ下の阿部隆也という今は西浦で捕手をしているが、その人とバッテリーをくんでいた。
そして阿部は榛名の自己中心的なおオレ様な性格に悩まされ、また、榛名のノーコンで何回もケガをし、その球を半年でやっと捕れたほどだ。
2人はほぼ喧嘩状態だったが、榛名が阿部を誉めた際は思わずガッツポーズをするほどうれしかった。
「オレ・・・そんなにノーコンなのか・・?」
榛名は1人でそんなことを思った。
そのとき
「あっ榛名じゃんっ!!」
玄関の方から明るく元気な声が飛んできた。
秋丸だ。
「見舞いに来てくれたのか?ワザワザ悪いな。」
「いや・・・その・・・」
「あぁアザのことは気にするな。お前のノーコンはもう慣れてる」
「・・・・・あぁ?」
榛名は少し頭にきたが、秋丸のこういう明るさは嫌いではない。
秋丸の見えない優しさは中学時代も同じだった。
そして榛名はそういう秋丸を好きになったのだ。
「まっ、上がれよ」
「「おじゃましまーす」」
靴を脱ぎ、部屋に入る。
秋丸らしい安らぎのある部屋だ。
「なぁ榛名」
そんなときふいに秋丸が榛名の名を呼んだ。
「何?」
このしんみりとした空気はあまり好きではない。
「ちょっと話があるんだよ」
榛名はこのときからこれからはじまる話がどんなものか予想もしなかった。
ちょっと長くなりましたが、今回も榛名と秋丸中心です

まぁあとあと阿部もでてくるけどっ
PR
COMMENT